体重を減らしたいのでダイエットに適した食品を探していて、野菜の味が苦手なのでフルーツを活用したいと考えている方々が選ぶのが、食べやすさで信頼されているバナナです。
フルーツの一種なのでカロリーが高そうだと考えてしまう人もいますが、1本あたり93キロカロリーと低カロリーの食品なので、ダイエット中にも最適だと言われています。
ただし食べすぎには注意が必要で、1本あたりの糖質は19.4gほどなので食べすぎてしまうと、糖分の過剰摂取になりかねません。
150gのご飯1杯につき234キロカロリーで、80gの食パン1枚につき198キロカロリーと考えると、1本あたりの摂取カロリーの低さが注目される理由も分かります。

朝ごはんの主食としてバナナを選ぶ人も増えている

朝ごはんの主食としてバナナを選ぶ人も増えており、このフルーツは摂取カロリーが少ないだけでなく、栄養がバランスよく含まれているのも特徴です。
特に注目されているのがビタミンB6の含有量で、1本食べるだけで1食分の目標量を摂取できます。
ビタミンB6は食べ物に含まれているタンパク質が、エネルギーに変化するために必要な栄養素で、筋肉や血液を作る時にも重要なビタミンです。
筋力トレーニングをしているのに上手く筋肉が増やせなくて、脂肪だけが落ちていくことに悩んでいる方々は、ビタミンB6の摂取量が不足している可能性があります。

ミネラルが豊富に含まれている

ミネラルが豊富に含まれているのも特徴の一つで、マグネシウムの含有量が多いために骨の健康を維持するためにも役立つのが便利な点です。
ダイエット中に食事制限を続けていると、ミネラルの摂取量が不足して骨が弱ってしまう人も珍しくありません。
最近は骨が弱くなってしまったと感じている方々は、フルーツに含まれるマグネシウムを摂取することで、健康的なダイエットを続けていくことをおすすめします。
体温を調節する機能をケアするためにもマグネシウムは必要で、手足の冷えに悩んでいる方々はマグネシウムが体内に不足していることも珍しくありません。

バナナがダイエット中に食べる食品として向いている理由

バナナがダイエット中に食べる食品として向いているのは、摂取カロリーが低いだけでなく血糖値のコントロールにも役立つためです。
糖質を多く含む食品ばかり食べていると、血糖値が急激に上がってしまいインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖値を抑えるためにも必要な物質なのですが、糖分を中性脂肪に変えて蓄える働きを持つのが気を付けたい点です。
インスリンの分泌量を上手くコントロールしなければ、糖分を少し摂取するだけでも中性脂肪として体内に残ってしまい、体重が増え続けることになりかねません。
糖分の含有量が少ないフルーツなら、食べた直後から血糖値が急激に上がってしまう心配もなく、中性脂肪が増えないか不安にならずにダイエットを続けられます。

毎日のように食べるだけで便通を改善できる可能性がある

お腹の中に大量の便が残っているせいで、お腹が膨らんで見えたり体重が増えている方々にもバナナはぴったりです。
1本あたりに1gほどの食物繊維が含まれているために、毎日のように食べるだけで便通を改善できる可能性があると言われています。
ただしフルーツに含まれる食物繊維はそれほど多いわけではなく、成人男性は1日あたり食物繊維を21g以上は接種する必要があると言われており、成人女性の場合は18gほど摂取する必要があります。
サラダなどを食べることで食物繊維の摂取量を増やしていき、ヨーグルトなども活用しておくのがおすすめです。
ビフィズス菌や乳酸菌を配合しているヨーグルトを食べることで、フルーツに含まれる食物繊維の働きが強まると言われており、便秘に苦しんでいる方々にも合っています。

朝方にバナナを食べるメリット

朝方にバナナを食べるのは血糖値だけでなく、体内の塩分を調節する効果も期待できて、カリウムという栄養素を含まれているのも魅力の一つです。
カリウムは高血圧の改善が期待できる栄養素で、フルーツやイモ類や豆類に含まれています。
人間は朝方に血圧が上がりやすいので、朝のうちにカリウムを摂取しておくことが血圧の上昇を抑えられるのが、カリウムが多く含まれるフルーツが注目されている理由です。
ダイエット中は摂取する栄養素が偏ることによって、血圧が上がりやすくなっている人も珍しくありません。
日常的にカリウムを摂取することで、血圧をコントロールすることをおすすめします。

まとめ

太るか心配でフルーツを食べられないという人や、ダイエット中に甘いものを食べるのを我慢できないという人にバナナは最適です。
甘味を楽しみながら摂取カロリーを減らせますし、甘味まで楽しめるところが魅力的だと言えます。
調理せずに皮を剥くだけで手軽に食べられるので、カバンの中にフルーツを入れて持ち運びたいと考える方々にもぴったりです。
ランニングなどのトレーニングとも相性が良くて、スタミナ切れが原因で運動を続けられなくなっている時に役立ちます。
体内に素早く取り込まれるタイプの糖質を含んでいるので、仕事で疲れてしまって頭が働かない時にも活用されています。

参考文献
「バナナは太る?」は間違い!専門家に聞く「バナナの糖質やカロリー」